■
14:48 徳島市
3年経って何が変わったか。
愚問かもしれないその問いが
僕の中では繰り返し響いている
この一週間、震災後を追った記事が目立つ
そこで目にするのは、被害の大きさを数字で表現する記事だ
何万人が犠牲、今も尚何十万人が避難生活を余儀なくされている
いつまで、物事を母数で表現しようとするのか。
もっと、一人ひとりの生活に立ち
考えることができないのか。
よく著名人が表現する言い方を拝借すれば
1人が亡くなる事件が、2万回起こってしまった。
人一人の視点で今回の震災を考える
とても良い表現だと思う。
亡くなった人には家族も、友人もいる
その気持ちに立ち、震災を考えられているのか。
僕も、一ヶ月の間に大切な家族を2人亡くしたことがある
気が狂いそうな経験をした。
津波で、一瞬にしてその全てを失われた人の気持ちは
想像に変え難い苦しみなはず
せめて、当時を振り返り、自分と、家族や仲間、
その地域に暮らす人々を大切に思いやる
そんな時間にしてほしいと切に願う。
そして、それぞれがあの日を境に
感じたこと振り返る時間でもあってほしい。